デザインにおける書体の重要性
デザインにおいて書体(フォント)と言うものはイメージに対して大きく関わる部分であり、読みやすさやインパクトなどその役割は多岐にわたります。
WEBデザインの場合何を優先するかはそのサイトの方向性次第ですが、文字を多く読ませるようなコンテンツの場合はどんな書体を使用するのが向いているでしょうか。
一般的に新聞や書籍などの印刷物の場合、明朝体の方がゴシック体より可読性が高く長文に適していると言われていますが、パソコンやスマートフォンなどのディスプレイで見る場合は解像度や文字サイズなどの理由でゴシック体に比べ線が均一でない明朝体は細い部分がつぶれやすく読みづらいとされています。
そのためWEBサイトではゴシック体を使用したほうが望ましいでしょう。
一方で、明朝体を使用するのに適しているものもあります。

デザイン性が高いため、高級感や信頼感、上品さや洗練された雰囲気に向いているおりコーポレートサイトやおしゃれなイメージを与えたいサイトで使用するのが良いでしょう。
明朝体 | ゴシック体 | |
印象 | 高級感・上品・伝統的・フォーマル・和風・真面目 | 安定感・シンプル・カジュアル・力強い・モダン・インパクトがある |
まとめ
- 明朝体は高級感やブランド感を出したい時に最適。ただしPCやスマホの環境によっては読みづらい場合があるため文字の大きさが小さく長文には向いていない。
- ゴシック体は視認性が高く太字でインパクトを与え、シンプルさやモダンな雰囲気のサイトに向いている。単調ではあるが線が均一ですっきりとしており視認性も高い。
明朝体とゴシック体を適切に組み合わせて使うことで双方の良さを活かしたWEBデザインが実現できるでしょう。