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ウェブサイトに掲載する写真(画像)について

ウェブサイトに画像を掲載する際の注意点をいくつかご紹介いたします。

1.自分で撮った写真をウェブサイトに使用する場合

人物が写っている写真の場合

人物が写っている写真の場合、被写体となる人物の同意を得ることが必要です。特に商業目的で使用する場合や、人物が特定できるような写真は、肖像権を侵害しないように、モデルリリース(肖像権使用同意書)を取得しておくと安心です。通りすがりの方など、モデルリリースが取得できない場合は、個人を特定できないようモザイク処理やトリミングなどの加工をしなければなりません。

著作物や商標の写り込み

写真内に他者の著作物(例えば、絵画や彫刻など)や商標(例えば、企業のロゴなど)が写り込んでいる場合、それらの権利を侵害しないよう注意が必要です。必要に応じて権利者から使用許可を得るか、写り込みを避ける工夫をしましょう。

撮影禁止エリア

美術館、コンサート会場、プライベートな場所など、撮影が禁止または制限されている場所があります。事前に撮影可能か確認し、ルールを遵守しましょう。

個人情報

撮影された写真に個人情報が含まれている場合、プライバシー権の侵害となる可能性があります。個人情報が写り込んでいる場合は、モザイク処理やトリミングなどで個人を特定できないように加工しましょう。

2.フリー素材サイトの画像をウェブサイトに使用する場合

利用規約

  • 著作権フリーの素材なのか。
  • 商用利用が可能なのか。
  • クレジット表記(著作者、画像提供者を記載)は必要なのか。
  • 画像の改変が可能なのか。
  • 二次配布の可否。
  • 禁止事項について

など…、必ず利用規約を確認しましょう。

モデルリリースの確認

人物が写っている画像を利用する際は、モデルリリース(人物の肖像権に関する同意書)が必要な場合がありますので、モデルリリースの有無を確認しましょう。

プロパティリリースの確認

第三者が所有・管理する建物、施設、アート作品、ペット(特定の個人が所有)が写っている場合は、プロパティリリース(被写体の所有者や権利保有者から使用許可を得るための同意書)が必要な場合がありますので、プロパティリリースの有無を確認しましょう。

3.ネットで拾った画像を無断で利用した場合

著作権の侵害

画像は通常、著作権によって保護されています。無断で使用することは、著作権法に違反する可能性があります。

肖像権の侵害

人物が写っている画像を無断で使用すると、肖像権の侵害となる可能性があります。

商標権の侵害

画像に例えばロゴマーク(商標)を含んでいる場合、それを無断で使用すると商標権の侵害となる可能性があります。

※商標の検索は、特許庁公式の検索サイトで検索することができます。

複製権の侵害

無断で画像をコピーした場合、複製権の侵害となる可能性があります。

公衆送信権の侵害

ウェブサイトに無断で画像を掲載した場合は、公衆送信権の侵害となる可能性があります。

最後に…

法解釈にも様々あり、本ブログの内容につきましては当社として直接間接問わず責任を負いかねるため、参考としてお受け取り頂ければと存じます。なお、実際の運用につきましては、専門機関または専門家にご相談ください。